Work

仕事内容

鉄道保線は、
鉄道を守る仕事です。

Our Work

鉄道保線とは

線路の保線作業を行う社員

大矢組は、新潟エリアのJR路線を専門に担当する保線会社です。夜間の限られた時間内で正確な作業を行うことが求められる、専門性の高い仕事です。

保線とは線路を定期的に点検・補修・交換する作業のことです。レールは毎日多くの列車が行き交うことで少しずつ歪み、摩耗します。放置すれば脱線や遅延の原因となるため、継続的なメンテナンスが欠かせません。

作業は電車が走らない夜間に行います。終電後から始発前までの限られた時間に現場へ入り、線路の状態を確認して必要な箇所を整備し、安全な状態に仕上げていきます。

この繰り返しが鉄道の安全な運行を支えています。

主な業務

大矢組の主な業務は以下の3つに分けられます。

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業務 時期 内容
夜間保線作業 通年 レールの交換・調整・補修・軌道の整備など。終電後から始発前の夜間に実施
踏切の除雪 冬期(降雪日) 担当エリアの踏切を巡回し、積雪の除去と融雪剤の散布を行う。日中作業
日中作業・現場調査 随時 レール加工など精密作業、現場の事前調査。夜間対応が難しい場合に日中実施

働く環境について

Work Environment

夜勤の生活リズム

大矢組の仕事は約90%が夜勤です。「生活リズムが崩れそう」と思うかもしれませんが、週のサイクルは一定です。パターンが固定されているため、ほとんどの社員が1〜2ヶ月で慣れています。

また、日中の暑さを避けられる点は外仕事ではありながら、夜勤のメリットでもあります。

  1. 21:30~22:30

    事務所に集合。当日の作業内容を全員で確認

  2. 22:30~24:00

    現場へ移動し、保線作業(レールの交換・調整・補修など)

  3. 4:30~5:00

    作業修了

  4. 06:00

    帰宅

  5. 08:00

    子どもたちと朝食。そのまま就寝するケースが多い

  6. 14:00

    自由時間。過ごし方は人それぞれ(買い物・趣味・仮眠など)

  7. 19:00

    夕食、出勤の準備

体への負担削減

道具の改善から健康管理まで、体への負担を継続的に減らす取り組みを進めています。

  • 充電式工具への切り替え

    かつては重い発電機を現場まで持ち込み、コードを引いて作業するのが当たり前でした。現在は充電式工具への切り替えが完了しており、発電機を現場に持ち込むことはほぼなくなっています。

  • 担当エリアと残業

    担当エリアは新潟市内を中心とした平野部です。遠方でも吉田営業所は西山まで、新潟営業所の場合は新発田市加治川までで、長距離移動で残業が続くような働き方はありません。残業もほぼなく、作業が早く終わった日は定時より早く帰れることも多いです。

  • 健康管理・装備のサポート

    健康診断は年2回(6月・12月)実施しています。夏場は空調服と熱中症対策グッズを支給しています。冬の踏切除雪は人力ですが、担当エリアが平野部のため積雪量は少なく、降雪が少ない日は2〜3時間で完了する場合もあります。

作業中の安全な環境

線路と鉄道の風景

作業中にその区間へ電車が走ってくることはありません。列車の運行時間と作業時間は仕組みで完全に分けられています。

作業を始める前に、当日の現場に列車を侵入させない手続きを輸送指令に申込し手続きが終わった事を確認します。申込により信号機を物理的に「停止」の状態に切り替えることで、システムとして電車または列車が入れない状態を確保してから現場に入ります。

作業が終わったあとも現場責任者が仕上がりの安全を確認し、区間の線路閉鎖手続きを解除します。解除されるまで列車は一切入ってきません。

現場の指揮命令系統は一本化されており、現場責任者の許可なしに各自が勝手に動くことはできない仕組みになっています。

未経験からのキャリアパス

Career Path

入社後の育成体制

大矢組に入社した社員は全員、未経験からスタートしています。ゼロから育てる仕組みが整っているのはそのためです。

入社後の最初の5日間は自社施設で訓練を行います。基本動作・道具の使い方・現場の安全ルールを、実際に現場へ出る前に身につけます。

訓練後の初現場は必ず先輩とのペアで参加します。ペアは継続して組まれるため、安定した環境で学ぶことができます。

  • 模型の線路で研修を受ける様子

    Day 01

    線路の構造を知る

    レール・まくらぎ・道床(バラストと呼ばれる砕石)の3つが線路を構成する基本要素です。「なぜ毎夜整備が必要なのか」という仕組みの理解から研修は始まります。事務所内に設置された模型の線路を使って学びます。

  • 保線道具を手に取る研修の様子

    Day 02

    道具の名前と用途を覚える

    バール、スパイクハンマー、タンパ、標準ゲージなど、保線で使う道具を一通り手に取ります。実際に手に取りながら名前と用途を覚えます。

  • 安全確認の指差呼称を行う研修の様子

    Day 03

    安全ルールを覚える

    仕事で一番大事ともいえる安全のためのルールを覚えます。常に安全な環境で作業を行うため、ルールや重要性を見つけることは現場での最優先事項です。

  • 模型線路で基本作業を練習する様子

    Day 04

    基本作業を模型で反復する

    模型線路を使って一通りの作業を繰り返し練習します。手の感覚を体で覚えることで、現場での作業をスムーズに覚える助けになります。

  • 先輩とペアで初現場に入る様子

    Day 05

    初の現場へ

    先輩とペアで実際の現場に立ちます。先輩の作業を間近で見ながら、練習してきたことが現場でどう使われるかを体で確認します。

取得できる資格

JR関連の資格取得にかかる費用は、受験料・テキスト代を含めて全額会社が負担します。特殊運転車MCの資格だけで約40万円かかりますが、それも含めて自己負担はありません。

現在在籍している社員のほぼ全員が、軌道作業責任者の資格を取得しています。

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資格名 取得時期 現場での役割
列車見張員 入社1年未満で取得可 作業中の列車接近を監視
特殊運転車(MC) 入社1年目から取得可 鉄道専用モーターカーの運転
軌道作業責任者 実務3年以上 現場で作業員に指示を出すリーダー
軌道工事管理者 実務5年以上 現場の最高責任者
重機オペレーター(JR認定) 既存の重機資格保有が前提 JR現場での重機操作

キャリアと収入の変化

スキルと資格が積み重なるほど、任せられる仕事ともに収入が上がります。

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時期の目安 キャリアの段階 年収目安
入社3年目 現場作業に慣れてくる段階 480〜490万円
入社15年目 軌道作業責任者・工事管理者クラス 600万円台
入社20年目 工事管理者・現場所長として現場全体を統括 700万円以上